物語のテイストはトトロの感じかな?ちょっと昔の風景が画面に満載でした。昔の古い家にあった屋根裏部屋、映画の中では「そら」と呼ばれている屋根裏の物置に古いものがたくさん置いてあったり、縁側のある家、扇風機、伯父が吸っている煙草のパッケージは「わかば」のようなというところまでかなり細部にもこだわった描画をしている。
最初の方の場面では、もも親子が汐島に広島の三原からフェリーで向かうシーンがあるのですが、このフェリーが細部まで描かれていて、そうそう離島行きのフェリーはこんな感じだったなと感心してしまいます。あとは、汐島の町中の風景、港近くの家、曲がりくねった坂道に張り付く家などがきっちりと、ものすごく細部まで描かれている。雑貨店の店内では、ポスターや商品まで細かく描かれていて、ユンケルがヨンケルになっていたりするので、これだけでもたしたもんだと思います。
物語は、お決まりのストリーといえばそれまでですが、子供でも安心して見ていられるということで、大人は懐かしさ、子供は妖怪というユニークさで楽しめると思います。前半はかなり笑わせてもらえますしね。
汐島は、広島県の大崎下島をモデルにしているということですが、協力に高知県大月町柏島もあがっているのでいくつかの場所を合体させてイメージを作り上げたようです。
(ストーリー)
ももの父親カズオは、海洋学者であり、乗っていた調査船の事故で亡くなってしまう。調査船に乗り込む前、結婚記念日のサプライズとしてウィーン少年合唱団のコンサートに親子3人で、行くことにしてチケットまで用意していた。ももは、それで怒って父に「もう帰ってこなくていいよ」といってしまい、そのまま父は事故にあい帰ってくることはなかった。
父の死後、東京のマンションを売り払い、いく子とももは、いく子がちいさな頃、喘息の治療で住んでいた瀬戸内の汐島の伯父のもとに一緒に越してくる。伯父の家の敷地に建つ離れは古い日本家屋だった。ある日、不思議な話声や物音に気がついたももは、この家に何かがいることに気がつく。それは、カズオの魂が天上界に着くまで、ももといく子を、見守るためにつかわされたイワ・カワ・マメという3匹の妖怪だった。
<キャスト>
宮浦もも(小学6年生)→美山加恋
宮浦いく子(ももの母親)→優香
宮浦カズオ(ももの父親)→荒川大三郎
いく子の叔父→坂口芳貞
いく子の叔母→谷育子
イワ(妖怪)→ 西田敏行
カワ(妖怪)→ 山寺宏一
マメ(妖怪)→ チョー
幸市(郵便配達員。いく子の幼馴染)→小川剛生