Il Nome della Rosa

music and art BLOG
 
2008/11/24 2:05:28|オペラ 
ロッシーニ・オペラ・フェスティバル/マホメット2世
G.ロッシーニ作曲
歌劇 【マホメット2世】

《指揮》アルベルト・ゼッダ
《演出》ミヒャエル・エンペ 
《出演》
アンナ:マリーナ・レベカ
パオロ・エリッソ:フランチェスコ・メーリ
カルボ:アーダー・アレヴィ
マホメット2世:ロレンツォ・レガッツォ
管弦楽:ボルツァーノ・トレント・ハイドン・オーケストラ
合唱:プラハ室内合唱団

全2幕イタリア語上演 at オーチャード・ホール

実に素晴らしい公演でございました。
ロッシーニ・オペラ・フェスはもう20回以上になります。彼の生誕地ぺーザロで毎年夏のイベントになっています。年々話題性が増し、続々と耳に新しい作品を上演していて、目玉指揮者やスター歌手が出ることで名を挙げる一方、若手のチャレンジの場でもありました。今回の主役級、ほとんどがこのフェスで力をつけた人たちで、喝采を浴びることで育つ歌い手、今後の活躍が楽しみです。

全く知らないオペラ、予備知識なし。初めて聴き、見ました。オープニング、聖マルコの獅子。ヴェネチアか。ネグロモンテ?ギリシアのヴェネチア領だった。では題名からしてオスマンとの戦争の話だな。で、恋愛は?なんとスルタンとネグロモンテ総督の娘の悲しい恋物語(あり得ない。。)しかし、大変に優れた作品でございます。
ロッシーニは、人間心理の描写に長けた人でありました。アンナは気弱な小娘から、信条を貫く大人の女へと一日で変貌し、祖国愛と信仰と名誉に殉ずるのです。何でこのオペラ、アンナ・エリッソという題名でないのだろう????

ロッシーニの音楽は、とても構成が豊かで、歌手は超絶技巧はもちろん、体力もなくてはこなせません。管弦楽も合唱も、隙がなく、指揮は大変だろうと思った。オケはよく合っており、ゼッダにはやはり盛大な拍手喝采であった。
流行の読み替えをすれば、アフガンあたりを舞台にしたってよいだろう。でも。そこをしっかりと原作に忠実に、非常に判りやすく、華麗な舞台にしてくれたエンペにも、喝采したいと思う。
第2幕の終わり近く、アンナが短剣を握ったとき。悲しい場面だからではなく悲しくなった。もうすぐこのオペラが終わってしまうと。。
久しぶりにstanding ovationしてきました。5日前に今日なら行けることが判明。とってもいい席が一つだけあり、即ゲット。行ってよかった観てよかった。幸せだった♪





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