2011年10月12日紀尾井ホール
ベートーヴェン、ピアノソナタチクルスの最終回。
No.2 A-dur Op.2-2
No.31 As-dur Op.110
No.1 f-moll Op.2-1
No.32 c-moll Op.111
初期の2曲と最後の2曲を組むという興味深い構成になっていて、どうしても聞きたい演奏だった。のに。
災害拠点のあーだこーだの会議をやっていたら遅刻。2番は聞けなかった。
ま、2番はトラウマがあるから(ベートーヴェンソナタの最初の方で学ぶ曲ですね、アナリゼに苦しみ始めたのはこのあたり〜)ホワイエで聴いている分には申し分なく美しかった。
コンチェルトのときにも感じたことだが、今回の演奏は全体に明るかったと思う。
輝き、というのだろうか。空間にきらりと舞い散るような。
暁の光で見るダイヤモンドダストのような。(見たことないけど)そう、肯定的であった。
人生に対してだろうか。音楽に対してだろうか。
壁の崩壊後、東の人として苦境もあったであろう。
リヒテルを師と語る彼は、同じように常に表現者として生きてきたように思う。
妥協せず、後退せず。そしてそれは皆に伝わったのだろう。
久し振りの全ホール総立ちでした。
この演奏家をはぐくんだ東の文化に幸あれと思います。
この日は録音でした。CD完成楽しみです。