Il Nome della Rosa

music and art BLOG
 
2010/07/28 23:10:00|オペラ 
トリノ王立歌劇場:ラ・ボエーム
指揮:ジャンアンドレア・ノセダ
演出:G.P.グリッフィ

ミミ:バルバラ・フリットリ
ロドルフォ:マルセロ・アルバレス
ムゼッタ:森 麻季
マルチェッロ:ガブリエーレ・ヴィヴィアーニ

いつもいつもプッチーニは苦手だと言い続けた私。
今日初めて、このオペラが素晴らしいんだということがわかった。ありがとう〜。
この作品を初演したのはトリノだった。
そしてミミにフリットリ。失敗できないでしょ。
彼女、以前代役だったことがあり、ちょっとドキドキだったけど、今日はほんとにベストメンバーだった。

そうなんです。プッチーニの音楽は、微妙なコーラスや、繊細なピアニッシモのオーケストレーションが要求されるんです。
これを美しく決めるのは至難の業だったんですね。だから、いつもなんとなく不協和音??になったり、拍がずれたり、で、いまひとつ納得がいかなかったんだ。
ストーリーがいい加減なメロドラマなのは、彼が求めたのが音楽だったからなんだろうね。
アルバレスは三大テノールの後継者と目されて久しい。。今日はかなりよかったのではないかな。声に張りがありよく歌えていた。もう少し深みが出るとよい。まだまだ三大テノールにはかなわない。
フリットリはもう文句のつけようがない。声そのものの美しさは圧倒的だし、表現力はこの上なく素晴らしい。デセイが動のソプラノとすれば、彼女は静のソプラノなのだろうね。
演出もてらいがなく手抜きもなく美しかった。
そして何より、すばらしいオーケストレーション。極上のコーラス。
イタリアオペラのすべてを見せて聞かせてもらいました。








2010/07/23 23:23:42|オペラ 
トリノ王立歌劇場・椿姫
@東京文化会館
指揮:ジャンアンドレア・ノセダ
演出:ローラン・ペリ

ヴィオレッタ:ナタリー・デセイ
アルフレード:マシュー・ボレンザーニ
ジェルモン(父):ローラン・ナウリ

トリノ王立歌劇場管弦楽団・合唱団

今日から7公演、のトリノ来日公演初日でございました。
この人が歌うなら、絶対大丈夫♪という歌手がごく少数います。
ナタリーはその一人。
絶対どうしても最高の席で聴きたかったこの人のヴィオレッタでした。
ペリーとの相性は最高で、彼女らしさを目いっぱい引き出し、まるでこの人のためのヴィオレッタ。かわいいピンクのブーツ、衣装も素敵♪
たったひとつ心配だったのは、この明るく元気なディーヴァは上手に死ねるのだろうか、ということだけだった。はい。上手に死にました。
だけど、直後のカーテンコールで、死に化粧の彼女はまた走りまわって、プロンプターボックスにまで手を振ってました。
ほんとに素敵な方です。

間違いなくここ数年で最高の舞台です。
ローラン・ナウリはナタリーの夫君ですが、彼の最大の功績は結婚してからの彼女がぐいぐいよくなったこと、かと思っていたけれど、なかなかどうしてすばらしいバリトンさんです。
いつも影の薄いアルフレードもなかなか声量があり演技力もあり、よかった。
久しぶりにヴィオレッタ死ぬ場面で涙腺は緩み、思わずスタンディングオベイションでした。

この勢いなら、次の水曜、フリットリのラ・ボエームも期待が高まります〜。忙しいけど頑張ろう。







2010/07/20 0:11:51|映画 
Inception
@先行上映

久しぶりに”先行”の文字に釣られて行ってしまった。。。
お目当てのレオちゃんよりも謙さんよりも、この映画、とにかく面白い。
夢かうつつか、とはよく言ったものですね。

いまどき何もかも3DにすればOKみたいな風潮の中で、映画のコンセプトそのものを楽しめた、貴重な体験でした。
で、結局どっちなの??なんですが〜〜〜。








2010/07/16 22:49:10|ピアノ曲 
ジャン・マルク・ルイサダ ピアノリサイタル
@浜離宮朝日ホール
7月13日の公演です。

フォーレ:夜想曲第11番 嬰へ短調 作品104-1
フォーレ:夜想曲第2番 ロ長調 作品33-2
フォーレ:夜想曲第6番 変ニ長調 作品63
ショパン:バラード第1番 ト短調 作品23
ショパン:バラード第2番 ヘ長調 作品38
ショパン:バラード第3番変イ長調 作品47
シューマン:子供の情景 作品15
フォーレ:夜想曲第7番 嬰ハ短調 作品74
ショパン:スケルツォ第2番 変ロ短調 作品31

(アンコール)
ショパン:3つのマズルカ 作品24
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集から

ほんとはダヴィッド同盟を弾いてくれるはずだった。なぜかプログラムが変わったけど。
これはこれで素敵。
フォーレ、やっぱり抑制のきいたフランス系。こんな魅力的だったんだな〜と開眼。でもきっとこの人だからだよね。。
そしてそして、このショパンは何とも味わい深い。子供にはわかるまいの〜〜というあ〜よかった。会議を途中で抜けて聞きに来て。
やっぱりシューマンよかった。
丁寧な演奏、人柄がにじみ出るようで夢見心地に誘われました。
この方は先生の先生(??)なので、どうしたって先生なんですが、どれだけの努力の末にこの天上の調べがあるか、その一音の弾き方を見ればわかります。
素敵でした。おしゃれな方ですしねえ。
最後に弾いてくれたダヴィッド同盟の一曲、何だったかなあ。。
あまりに陶然としてしまい、覚えていない。。。。

浜離宮は築地時代は近かったからよかったが、今は行きにくい。
でも音は好き。良いホールです。







2010/07/11 22:37:14|美術展 
語りかける風景
ストラスブール美術館所蔵作品展
語りかける風景
@bunkamura

終了間際。。行ってきた。
無理かな無理かなと思いつつ、モネのひなげしを見に。

連作のひとつなので、ストラスブールにあるのって???と思いながら。行ってみたら、この作品でした。
パリにあるもちょっと派手なのより好みかも。
コローは何点か素晴らしいものがあり、シスレーも名品があった。
フランセ晩年の傑作アンティープも素晴らしかった。

カンディンスキーの風景画!があった。
珍しくてついついはがきまで購入してしまった。

絵に関してはまったくの鑑賞者なのだけど、ときどき無性に大量の絵に囲まれたくなる時がある。今日もそう。こういう気分のときは実は抽象画がいいんだけど。青、とか見てると幸せになる。。まあでも主義主張のない風景がも良かった。







[ 1 - 5 件 / 186 件中 ] 次の5件 >>