ロシア着倒れ食い倒れ

時たま更新する日報のほかはソビエト、ロシア関係のコレクションを淡々と紹介していく一種の備忘録。広く世界に情報発信…するつもりは毛頭なし。
 
2006/07/24 20:57:20|その他
戦後の公務員制服・石炭生産省
 またしても己の趣味で暴走した感が強いが、今回はいわゆる炭鉱夫関連である。ヨーロッパにおいて石炭の採掘は戦略物資の代表的なもので、この関連業務は一種の産業エリートとして優遇されてきた。独・伊等の収集家の方であれば、一度くらいはそれぞれの「炭鉱夫礼服」というものを目にする機会があったと思う。とりあえず今回は1947年改訂のスターリンによる服制改革の時期について紹介する。
*ちなみに同時期の検事局、国家品質管理局、大蔵省などについても後日触れる予定。
 最初は栄誉採掘員の礼服である。コートのように見えるがハーフコート丈で前合わせはフックによるもの。ロシアの兵用外套と同様、ボタンは単なる装飾用である。これに省のエンブレムが入った革ベルトを締め、後述する制帽と青パイピングのズボンとと合わせる。
 次は中級管理官(技師)の常勤服。帝政期にきわめて類似した襟章がついているがエンブレムと星の配置がなかなか込み入ったシステムで説明が難しい。ロシアの関連サイトを参照されたい。襟の星は当時の軍隊で使用していたタイプと彫刻が少ないシンプルなものとがみられる。
 最後は制帽(上級管理員用)と佐官級の階級章(襟の星を欠く)。これらに類似する機構に坑内救護隊などがあり記章類が微妙に異なるが、それらはまた稿を改めて。
 余談だが元の制服のボタンが不揃いで(一部国家地質調査局のボタンが混じっていた)ためすべて純正品を揃えるまで3〜4年かかってしまった。説明しなければ見落としてしまう程度の違いなのだが…。この手のボタンを単品で探すと恐ろしく苦労する上に価格的にも非常につらい。





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ちょっと訂正
特殊な階級名、というところで現ロシア(およびソビエト末期)の例を引いてしまいましたね。40-50年代は査察官、管理官といった多少ソビエト公務員的な名称でした。いずれにしても帝政ロシア的なるものの復活は戦時中からじわじわ進んでいた感があります。まあ革命直後の「前衛的」なデザインは一般人にとてすわりが悪かったということでしょうか。
narkom-o  (2006/07/25 7:40:49) [コメント削除]

黒いダイヤ
>栄誉採掘員:これで階級が一番下、というのがすさまじいですよねえ(まあ一般労働者ではないにしても)。襟章も込み入った手刺繍なので初めは部品を寄せ集めたものかと思ってましたら上級職はさらにすごいデザインみたいで。http://www.rosugol.ru/i_ugol/museum/odezda.html
同時代の鉄道員礼服もこんな感じで(肩章式ですが)袖章といい襟章といい、もうなんとも。
>階級制度:基本的に兵卒から将軍相当まで存在しますね。もちろん階級名は帝政の公務員みたいに参事官とか枢密官とか特殊ですが、下級、中級、上級勤務員など各段階が軍とほぼ同じ数で分けられています。
まあソ連時代でさえ苦労するくらいで、帝政の帽子と上下を揃えるのは、それこそシブネフチかガスプロムの大株主でもない限り不可能かも…。

narkom-o  (2006/07/25 1:00:50) [コメント削除]

こ…これはまた。
>栄誉採掘員の服
すごい服ですね…かなり手も込んでますし。
最初写真だけ見て帝政期のものかと思いました、いや本当に…

炭鉱の階級制度は軍とほぼ同じなんでしょうかね?
お隣の半島の(上のほうの)国にも炭鉱に制服がありますがこちらはほぼ同じようです。

きむちずむ  (2006/07/25 0:26:45) [コメント削除]

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